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海外ボランティア

4日が仕事初めの人も多いはず。新年初出勤。今年も、今年は、今年こそは…と志を新たにする日だが、たとえば「海外ボランティア」なんていかが? 興味はあっても「語学」のハードルが…という向きも安心で、あなたの「手の職」を生かせるというシニアボランティアのプログラムがあるのだ。さっそく紹介しよう。

 〈シニアの皆さん、海外であなたの技術・技能を生かしませんか?〉

 〈外国語が話せなくても腕には自信がある人を募集します〉

 こんな呼びかけをしているのが「技能ボランティア海外派遣協会」(NISVA)だ。

 「そもそもは、670万人を数えるという団塊の世代の人たちが、そのままリタイアしてはもったいないという発想から始まったのです」と話すのは事務局長の小柳津(おやいづ)浩之さん。

 ただし、すでに海外ボランティアには政府系のJICA(国際協力機構)もあった。

 「でも、語学の壁のせいで、どうしてもホワイトカラーに偏っている。同じことをしても仕方ないと、それなら、現場職種をメーンに絞ろう」と考え、原則として通訳を付ける制度にして、2005年4月に派遣第1号を送り出した新しい団体である。

 「通訳といっても、日本語がある程度できる地元の若者です。彼らの刺激にもなっています」(同)

 応募要領などは別項の通りだが、これまでの派遣実績は、3年間で8カ国のべ42人。男女比は2対1で平均年齢は62歳前後という。

 「これまでは、当協会も助成を受けている日本財団が、海外向けに支援しているNGOなどの団体が対象でした。具体的には、フィリピンのストリートチルドレン支援のNGOに洋裁の技術を持つ主婦(66)。同様に、ミャンマーの聾(ろう)学校で主婦(61)が、インドネシアの津波被害者支援団体でも主婦(77)が洋裁を教えました。東南アジアでは日本と違ってまだ、裁縫技術は重宝されるのです」とは同協会コーディネーターの石井裕子さん。

 ほかにも、ベトナムの盲学校で自らも盲人のマッサージ師(59)やブータンで自動車整備士(59)らも参加している。

 「あちらでマッサージというと風俗産業的な意味合いになるので、“あんま”と称しています」(石井さん)

 また、事務職経験に門戸を閉ざしているわけではなく、元会社役員(66)がベトナムの国営IT企業でビジネスマナー講座を、元編集者(64)がカンボジアでミニコミ誌指導を、元ゼネコン営業職(67)がカンボジアの盲人協会で“盲人卓球”の普及や併設マッサージ店の営業強化などを担当。ほかにも日本でのキャリアは、教員、自衛隊幹部、旅行会社経営者、元料理人など多士済々。08年からは、年間50人派遣体制に拡大する意気込みだ。

 ここまで読んで、第2の人生の選択肢のひとつに…なんて食指が動いてきた読者のために−。“必要条件”は手の職よりも「やる気と健康」と話す元船舶通信士を、あす発行の週末特別版コラム「I wish」で紹介します。お楽しみに!

 【NISVAの派遣】

 ■必要資格▽受入先のニーズに対応できる現場の技術・技能・経験▽健康な50歳以上70歳未満▽家族の同意▽語学力は条件外 ■派遣先▽東南アジア諸国の企業・公的機関・NGOなど ■派遣期間▽原則として6カ月−1年 ■費用負担▽渡航費用と現地生活手当て(月12万円)、保険料などを同協会が負担。現地住居費は受入先が負担 ■まず、同協会に登録(無料)後、スキル需給のマッチングや適性面接を経て、派遣となる。

ZAKZAK 2008/01/04

ボランティアはいいけど、事件に巻き込まれるからね。

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